総高さ 6尺1寸5分 1860o
身丈 3尺4寸 1030o
巾 1尺4寸 425o
一木造り(蓮華・反花まで)杉材
岩座・下框(雲彫り)
像容
一見して、地方作と見受けられます。下台・本尊共に杉材を使用した一木造りで、本尊の特徴としては、躰部と頭部は別材で彫刻し後で差し込んであります。ただこの嵌入の仕方はちょっと特殊なの方法で、彫り込みが深くなく、ほんの少し御首(みぐし)を差し込んで固定していました。また身丈が違うのに、総高さが同じで全体像を見ますと多少バランスに欠けているところがあります。像全体に胡粉下地をを施し、剥落した後に彩色の後も見受けられます。蓮華座・反花には金箔を押した後も見受けられますが、金箔が変色しております。なお天冠台・水瓶には本金箔が残っており、後世になってから尊像に金箔の張り替えをしたのかも知れません。岩座には彩色した後がはっきり残っています。
2)地蔵菩薩